農学部 生物生産学科 フードサイエンスコース

農学部 生物生産学科

フードサイエンスコース

フードサイエンスコースについて

食品産業を支える3つの研究室

食品化学と生命科学を基礎として、食品に関する発酵・加工・分析・安全を学び、 人々に安全安心を届ける食品開発や食品衛生に携わる人材を養成します。 フードサイエンスコースでは、大学院への進学、公的研究機関や食品産業への就職を想定します。食品衛生管理者・監視員、HACCP管理者等の資格にも直結します。
食品からの辛味成分の抽出
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食品学研究室

⾷品成分の分析

食品化学と食品機能学の観点から、野菜やきのこの漬物加工による高付加価値化をはかる研究を行っています。研究対象として漬物の主要野菜であるダイコン、白菜、カブなどのアブラナ科野菜や、漬物にプレミアム感を付与するきのこを扱っています。研究室では、これらを自分たちで試作試験を行い、有用成分の分析・機能解析を行います。その他、有用成分産生にかかわる二次代謝物解析・遺伝子解析まで幅広く行っています。

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食品微生物学研究室

無菌空間での微生物の単離

我が国の長い伝統の中で培われてきた発酵食品や醸造食品などに関わる微生物全般を研究の対象としています。中でも伝統発酵食品に棲む乳酸菌について、その働きやヒトの健康に与える機能性は未知の部分がたくさんあり、それらについて幅広く研究を行っています。さらに発酵食品の製造中や保存中に起こる微生物による成分変化がヒトの健康に与える影響などを科学的に解明し、品質向上や新規食品の開発も試みています。

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食品安全学研究室

さまざまな培地を⽤いた微⽣物の同定

食品安全および食品衛生の観点から、食中毒や感染症および食物アレルギーに関する研究を行っています。食中毒分野では、研究対象として食品製造に関わる原材料から市販食品、または河川水などの環境材料まで幅広くサンプリングしています。また、食物アレルギーについては様々なアレルゲンを対象にそれらの低減方法の検討を行います。これらの研究は他研究機関や民間企業との共同研究として、群馬県食品関連産業の発展に貢献します。