農学部 生物生産学科 生命科学コース

農学部 生物生産学科

生命科学コース

生命科学コースについて

生命科学コースは基礎生命科学・生命工学・植物生命科学・動物生命科学の4研究室から構成されています。本コースでは、生命科学を基に国際的に評価される基礎から応用までの研究を行い、最先端の遺伝子工学や細胞工学の技術を駆使し、地域との連携を目指します。研究と教育を通して、生命科学を理解し、実験の基礎を身に付け、農業生産・製薬や医療・環境問題の解決など生命科学分野で専門家として活躍できる人材を養成します。
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基礎生命科学研究室

基礎生命科学研究室では、分子・細胞レベルから組織レベルで生命現象を理解することを目指しています。研究室には2名のスタッフが所属し、主な研究テーマとして、血液の流動性を対象とした血液レオロジーと食品のテクスチャーを対象とした食品レオロジーに関する研究、クロマチン(染色体)を構成する主要タンパク質であるヒストンの化学修飾による遺伝子の転写調節メカニズム(エピジェネティクス)に関する研究を行っています。
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生命工学研究室

昆虫の生理・発生、特に変態についてカイコを材料に研究を行なっています。昆虫変態のメカニズム、昆虫ホルモンの働きを、変態時に発現する様々な遺伝子の解析を行うことにより明らかにしていきます。
また当研究室では、遺伝子組換えカイコを使った物質生産の研究を行っています。カイコの優れた性質を利用し、カイコの繭や体内でワクチン原料を生産する試みを行っています。
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植物生命科学研究室

植物生命科学研究室は二人の教員が所属して植物を対象とした研究を行っています。吉積は植物を遺伝子組換えすることにより有用物質生産するための「バイオテクノロジー技術」を開発します。
加藤は、「植物に感染する病原菌について迅速に検出、診断する技術」の開発を目指します。
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動物生命科学研究室

動物生命科学研究室は、『ヒトのおいしさと健康を科学する』を合言葉に研究しています。実験動物・培養細胞・バイオインフォマティクスを用いて「咀嚼の健康効果のメカニズム」や「ポリフェノールなどの食品成分の健康効果」を解析したり、培養細胞に舌のような機能を持たせる「味覚センサー」を開発したりしています。
例えば「咀嚼」は、『なぜ?』健康に良いか意外にも不明です。そういった『なぜ?』を明らかにしていきます。